眠れるラプンツェル

閉じ込めていたのは自分だときづいたのは、高校生のときに山本文緒著『眠れるラプンツェル』読んでから。

あの頃は主人公はどうして現状を変えないのかな?と不思議だったけど。

10代後半で初めてのホントの恋愛して、20代で旦那さんと出会って、どうしょうもない衝動的な愛があるんだと知ったし、大病を患い、どうしょうもない不可抗力もあるんだと知った。
努力しても変えられない宿命というものもあると知った。

歳を重ねて分かったのは。
現状を変えることや自分のこだわりを壊すことは、大人になればなるほど、難しいということ。

閉じ込めているのは自分。
でも、自由にしてあげられるのも自分。

変えられないものは受け入れるしかない。
でも、自分のこだわりや、自分を押し殺してしかいられない環境の場合、自分で変えられるものは変えていったほうが幸せになれると実感してる。

自分を大切に生きてくって大切。
ホントにそう思う。

山本文緒さん、ありがとう。
ご冥福をお祈りします。




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