あの花が咲く丘で、君とまたであえたら。

どう足掻いても変えられない状況や運命があるとして

自分のためだけでなく、誰かのためなら受け入れられる。

抗えない運命であればあるほど、その理由が欲しくなる。


戦時中の旧日本軍の洗脳のような軍国主義に疑問を抱いていた日本人は沢山いるだろう。

きっと、日本は負ける。

そう思いながらも特攻や魚雷で散っていっていたのは、抗えない運命のもと生きていくことに意味を見いだしたかったからなんじゃないかと思う。


心の支えになる人のためなら、人は死ぬこともできるし、生きていくこともできる。

その人が生きていても、生きていなくても。


今の社会でも、時代の大きな変化の中で自分がいる環境に疑問が生じて生きづらいことがあると思う。

そういう人に願うのは心の支えになる人を思い出してほしいということ。

きっと笑顔で幸せになって欲しい。そう願っているはず。


だから、自分らしくありのままで生きていけないと思う環境から離れても良い。

生きていることに罪悪感を持たずに、楽しく自分らしく生きていい。


大事な人を亡くしても、人生は続いていく。

残りの人生をその人に誇れるような人生をめざして生きていく。


それが、残された人が生きていく意味となっていく。


そういうことを感じた良い映画だった。





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