「わたし」がもどってきた

この1年ブログを更新することが出来なかった。


「まいにちまぜごはん」の認知度が上がる一方、常に会社での居心地の悪さを感じて、発信を続けることに後ろめたさを感じていた。

活動に注力したいのに仕事と家事に追われ、思うようにならない日々。

誰が読むかも分からないのに、ありのままの気持ちなど書けるわけもない。


そもそも、どう生きていこうか、覚悟が決まらない中途半端な気持ちを書き残すことが出来なかった。


あれから1年。

ひょんなことから退職して、現在求職中。

ところが、料理研究家でのメディア露出増。キー局でのレシピ紹介や、地元でのお料理コーナー出演、地元新聞や雑誌での掲載など、夢の続きのような状態。

しばらく様子をみて、仕事は決めようと考えている。

そして、くらしまるまる本格始動。長崎での活動拠点を魚ん町+として活動連携させて頂き、月一イベント開催予定。11月、2月には大規模マルシェ開催。プロデューサーを迎え、7月末にはポットキャストも始める。全く想像以上の楽しいことが作れそうでドキドキしている。


こうして書こうと思えたのは、生き方が変わったと実感したから。


去年までの私は「お母さん」の役割を果たすことが最優先だった。自分のことよりも家族のこと、亡くした子供たちのこと、安定した生活のための仕事。お母さんとしての役割を果たすことが最優先。その次に自分のやりたい事があったし、お母さんとしての役割が果たせないと思うことは諦めた。それが当たり前だと思っていたし、後悔はない。むしろ、私にしかできなかったことだと思うので誇りとすら思っていた。


変わった意識はなかったけれど、気づいてしまった。


くらしまるまるの活動やテレビの収録やレシピ開発など、チームで何かに取り組む歓びが一番うれしいことに。

人と関わることが苦手だし、今でも打ち解けていると思っても怖いことはある。予想外の感情に振り回されることもあるし、最悪の事態を想定する癖があるので、人が増えれば怖くなることも増える。

それでも、だれかと一緒に「楽しい」を描くことがものすごく楽しい。

今なら役割を果たすために生きるではなく、本当にやりたいことのために生きてもいいのかな?そう思った。


それはもう、10年以上忘れていた感覚でまさかそんな気持ちになるなんて思わなかった。

もう1度、自分の人生を本気で生きてみる。


そう、思わせてくれる大切な人たちに感謝だ。

結果を出して恩返しできればいいな。





まいにちまぜごはんの日々の暮らし

まいにちまぜごはんのハルの「楽しいはつくれる」暮らし

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