今の私を再構築

パンドラの箱を意識してから、ずっと箱が出来た理由や役割を演じる理由をずっと考えていた。


本来の私の性格は自己中心的で、自分の欲や衝動に貪欲。自分の行動が誰かに影響を及ぼすなんて考えもしない。

自分が思ったままに自由にふるまっていた。

好きという自分の気持ちに純粋すぎる程に正直だった。


20代の私はそんな性格で巻き起こるトラブルに飽き飽きしていた。

自制できずに感情に振り回されて、悲劇のヒロインになってしまう。

まるで「あぁはなりたくない」そう思った姿そのまま。

自分の感情に我を失わずにコントロールする大人のオンナに憧れていた。


旦那さんに出会って、無条件に信じてくれる人が身近にいることで、安心した。

わたしも旦那さんとジャイ子のために彼らが誇れる「母」になろうと誓った。

ジャイ子が大学卒業するまでの10年間、母モードの私は誇らしかった。

そんな私がずっと続くと思っていたのに、ひょんなことから退職して自由に生きていけるようになり、好きという感情や感動がダイレクトに感じるようになって、今まで押さえていた本来の私が出てきてしまった。


感情が直接届いて、心が震えた。

それだけでよかったのに、自分の欲や衝動を抑えようとしてもこぼれ落ちるようになった。

お酒を飲んで特定条件が揃うと、記憶を飛ばすようになってしまった。

次第にこんなはずじゃなかった。私が誇れるワタシじゃない。ずるくてワタシは大嫌いだ。

パンドラの箱が出来た理由や役割を演じる本当の目的は私が私を好きでいるため。

そして、本当に大事にしたい人を大事にするため。


きっと、一度開けた箱は事あるごとに開くかもしれない。

でも、その気持ちをもちながらも私が私を誇れるように生きていきたい。


母モードは自分を殺しすぎていた。

でも、自分らしい自分は手に負えないし、私が嫌いなワタシになってしまう。

今はこの二つを今の私らしく再構築する時なんだと思う。


この歳でその作業は気が遠く、心の動きハラハラドキドキが苦しい。


それでも、本当に私らしく誇れる自分になりたい。

頑張ろう。

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